blog
ブログ家づくり完全ガイド|失敗しない家づくりの10ステップ⑦
ショールームで舞い上がらないで!「掃除がラク」で「後悔しない」住宅設備の選び方
キッチンのショールームに行くと、自動で開く食器棚や、プロ顔負けのオーブンなど、
キラキラした設備に目移りしてしまいますよね。
「一生に一度だし、あれもこれもつけたい!」とオプションを追加していくと、
予算はあっという間に数百万円オーバー…。
設備選びで大切なのは、カタログのスペックではありません。
「5年後、10年後も愛せるか(掃除が苦にならないか)」という視点です。

1:キッチンは「調理」より「片付け」で選ぶ
料理を作る時間は楽しいですが、片付けは毎日のルーティン。 「汚れが落ちやすいシンク」
「継ぎ目のないカウンター」「大容量の食洗機(海外製のフロントオープンタイプなど)」といった
「家事の時短」に直結する機能には投資する価値があります。
逆に、年に数回しか使わないような特殊なグリル機能などは、本当に必要か冷静に判断しましょう。
2:トイレ・お風呂は「浮かす収納」がトレンド
水回りの天敵は「カビ」と「水垢」です。 最近のトレンドは、とにかく「床に物を置かない」こと。
-
お風呂: シャンプーラックや掃除道具は、マグネットで壁に「浮かす」収納に。
-
トイレ: タンクレスにして凹凸を減らす、または床から浮いている「フロートトイレ」を採用して、床掃除を一拭きで終わらせる。
最初から「汚れる隙間を作らない」設備を選ぶのが、家事ラクの近道です。
3:地味だけど超重要!「コンセント」と「照明」計画
設備というとキッチンばかり気になりますが、住んでからの後悔ランキング上位は常に
「コンセントの位置」と「照明の明るさ」です。
-
コンセント: 掃除機のコードが届かない、スマホの充電場所がない、キッチン家電が増えてタコ足配線に…。家具の配置を決めてからコンセント位置を決めましょう。
-
照明: おしゃれなダウンライトにしたけど、位置が悪くて自分の影で手元が暗い…。作業する場所(キッチンや書斎)の照明計画は慎重に。
まとめ:標準仕様とオプションのメリハリを
全てを最高グレードにする必要はありません。
「家族が長く過ごすLDKの設備はお金をかけて、寝室や子供部屋は標準仕様でシンプルに」といった
メリハリが、予算内で満足度を上げるコツです。