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ブログ木材について知ろう! 第3話 「木目とは」
「木材について知ろう!」
本日は第3話をお届けします。
前回は木材の部位ごと名称についてお話したかと思いますが、本日も引き続き名称や木目、木材の性質についてご紹介しますヾ(•ω•`)o
皆さんは『板目』と『柾目』って知っていますか??
板目(いため)とは
丸太の端から端まで平行に切り出したもので断面を見ると年輪が山形の模様に見えます🏔️
◇特徴
・板目は柾目と比べると、強度があり多少の曲げにも耐えられたり、水に強い性質を持っている
・ウッドデッキなどエクステリアに使用するには板目の木材が適している
・丸太から無駄なく木取りできるため経済的
・柾目で製材するよりも、1つの丸太から大きな材を製材することができる
柾目(まさめ)とは
丸太の中心を通して切り出した時に現れる縦縞状の木目のことで、
断面をみると年輪が横に繋がって並んでいるような状態なのが分かります🪵
◇特徴
・柾目の板は反りや収縮が少なく、割れにくい性質
・年輪の柔らかい部分と硬い部分が交互に並んだ木目のため、柔らかい部分は水分を吸収しやすい
・膨張や収縮が少なくドアや建具などの材料に最適
・板目と比べて数が少ししか取れずコストが高くなる
こんな感じで普段何気なく見ている木目にも種類があり、それぞれ特徴があるんです👀
板目と柾目以外に『杢目(もくめ)』という木目もあります!!
杢目の模様は、傷や気象などが影響して年輪が変化することで発生します。
同じ木でも切る場所が違うと、異なる杢目が現れるんです🏝️
竹の子杢という杢目が有名かなと思います↓
タケノコを縦に割ったように中央が山形になってますよね?
木目がはっきりとしていて均整がとれたものが美しいとされています。
杉、桧、欅などに見られて天井材としても使われます。
こんな感じで他にも名前の付いた杢目があるので時間があるときに調べてみてください😊
変わった名前の杢目があるので調べてみると面白いですよ👍
ちなみに、木目を見るだけで生えていた向きもわかるんです🫢
植わっている木を想像してください🧐
木の上側、梢(こずえ)の方が「末」、木の下側、根っこの方が「元」
それぞれの切り口のことを『末口』『元口』と呼びます🪵
簡単な見分け方として、竹の子杢でいうと模様が
とがっている方:『末口』広がっている方:『元口』です!
他にも木の見分け方などたくさんありますが、今回はここまでで。
次回もお楽しみに👋